マラウイに欠かせない森林について。
国土の20%が森林??
マラウイの森林は国土の約20%を占め、そのほとんどが森林保護区や国立公園やゲームreserveといった政府管轄の森林となっています。そしてそれらの森林保護区はマラウイにおける重要な水瓶となっています。マラウイ住むほとんどの人々が森林に依存した生活を送っています。ある文献によれば農村人口の96%が森林から得られる薪炭材や木材、キノコや木の実といった林産物に依存した生活をしており、森林はマラウイの人々の生活に欠かせないものとなっています。
国土の1割が森林保護区!!
国土の1割が森林保護区や国立公園となっています(88か所、約920万ha)。マラウイ政府が管理している森林はこの森林保護区や国立公園となっており、それ以外の森林はカスタマリーランドと呼ばれ地域の人々が管理をすることとなっています。
国土の1割が森林保護区や国立公園となっています(88か所、約920万ha)。マラウイ政府が管理している森林はこの森林保護区や国立公園となっており、それ以外の森林はカスタマリーランドと呼ばれ地域の人々が管理をすることとなっています。
マラウイのミオンボ林とは??
マラウイの森林の92.4%はミオンボ林と呼ばれる疎開林です。ミオンボ林はWet Miomboとdry Miomboに分類され、マラウイは年降水量が1000mm以下であるため、Dry miomboに分類されます。マラウイの他に、ジンバブエやタンザニア中部、モザンビーク南部がマラウイと同じDry miomboに分類されます。
マラウイにおけるミオンボ林の役割は大きく、多くの人々が森林に食料、エネルギー、水瓶等の面で森林に依存した生活をしています。
マラウイにおけるミオンボ林の代表的な属としてはBrachystegia、Julbernadia 、Isoberliniaが挙げられます。Brachystegia属は11月頃の雨季が始まる前後から赤色の新芽を出し始めます。この11月ら12月の初めにザラニヤマ等の森林保護区に足を運ぶと、赤色に染まったBrachystegia属の新芽や、色鮮やかな黄緑色のJulbernadia属の新緑を楽しむことが出来るかと思います。
アフリカといえばバオバブの木!!
アフリカといえば、星の王子様で有名なバオバブの木、ですが、正式名称はAdansonia digitataといいます。マラウイには特に湖沿いの暑い地域に多く生育しています。バオバブの実はジュースにされたり、そのまま食されたりして現地の人々に親しまれています。
アフリカ最大の植林地??
マラウイの北部にヴィピヤプランテーションという所があり、アフリカ最大のプランテーションといわれています。このプランテーションは政府管轄の植林地となっていますが、巨大な植林地が政府管轄という事は珍しく、他国で政府管轄の植林地は中々ないようです。植林されている樹種はユーカリが20~30%、パインが70%です。チカンガワノ標高は2000mくらいあり、寒い地域のためパインが多く植栽されています。見た目は日本の人工林のようです。さてこのVPDですが、面積は約75000haあり、7つプランテーションサイトから成り立っています。ただ、その面積の4分の3はコンセッションエリアになっています。
アフリカ最大の植林地??
近年の人口増加や貧困といった様々な社会減少がマラウイの森林を圧迫しており、年約2.8%の割合(出典FAO)で森林が減少しているといわれています。主な森林減少の原因は農地開発とcharcoal生産といわれています。マラウイに住む多くの人々が森林に依存した生活をしている中で、人口増加が年約3%となっているため、必然的に木材の需要が高くなってしまいます。しかしながら、現在多くの国際団体やNGO、企業による植林活動が行われていますが、気候変動の影響もあり苗木の生存率は低いものとなっています。