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街で喋ってみよう!

〜マラウイの現地3言語〜

 

マラウイの公用語は英語とチェワ語の二つです。しかし、部族によって話されている言語は異なるので、細かくカウントするとマラウイには数多の言語が話されています。

ここでは、主に話されている3つの現地語を紹介します。

 

英語を喋れる人も多いのですが、やっぱり街で一番喋られているのは現地の言葉。そしてこちらが「ムリバンジ!」と挨拶すると嬉しそうにニカーっと笑ってくれます。マラウイ人と仲良くなりたいなら現地語は必須ぜひ覚えて使ってみて下さい。

 

 

チェワ語

 

公用語のひとつであり、主に中部や南部で話されているチェワ語ですが、発音や単語が日本語と似ているものも多くあります(実際話し言葉を聞くと全然違うように感じますが、、)。日本人にとっては、英語よりもチェワ語のほうが習得しやすいという声も聞きます。例えば、チェワ語で‘smoke’は‘kusuta’ですが、文章にすると‘Ndinasuta fodya.’(I smoked a tobacco)となります。日本語でも「たばこを吸った」と言えるので、覚えやすいですよね。名前で言ってもKamoto(加本), Hara(原), Kitha(北)など日本人の名字に似ている名前も多くあります。

 

基本挨拶

初対面やあまり親しくない人との挨拶(時間を問わず):

A:  Muli bwanji? (ムリ ブワンジ?)-How are you?

B:  Ndili bwino, kaya inu? (ンディリ ブィーノ、カヤ イヌ?)-I’m fine, how about you?

A:  Ndili bwino, zikomo.(ンディリ ブィーノ、ズィコモ)-I’m fine, thank you.

 

ご近所や何度も会ったことがある人との挨拶(午前):

A:  Mwadzuka bwanji? (ムヮズカ ブワンジ?)-How have you waked up?

B:  Ndadzuka bwino, kaya inu? (ンダズカ ブィーノ、カヤ イヌ?)-I’ve waked up fine, how about you?

A:  Ndadzuka bwino, zikomo. (ンダズカ ブィーノ、ズィコモ)-I’ve waked up fine, thank you.

 

ご近所や何度も会ったことがある人との挨拶(午後):

A:  Mwaswera bwanji? (ムヮスウェラ ブワンジ?)-How have you spent (time)?

B:  Ndaswera bwino, kaya inu? (ンダスウェラ ブィーノ、カヤ イヌ?) -I’ve spent fine, how about you?

A:  Ndaswera bwino, zikomo. (ンダスウェラ ブィーノ、ズィコモ)-I’ve spent fine, thank you.

 

となります。

挨拶をされたら「そちらは?」と聞き返すのが礼儀です。

また、複数名と居合わせた場合でも、一人ひとりとこの挨拶をするのがマナーです。あまりに相手の人数が多すぎる場合は‘Mwadzuka bwanji Nonse(みなさん)?’と言うこともありますが、個々を軽んじてると誤解を招く可能性があります。

トゥンブカ語

 

トゥンブカ語はムジンバからカロンガまで、北部全域で話されています。ただし、カタベイなどのレイク沿いではトンガ語が話されています。

 

チェワ語との違いについて

よくトゥンブカ語を習っている時に先生から言われるのは、「トゥンブカ語を教えるのは難しい、なぜなら同じ言葉でも、表現の仕方がたくさんあるから」と言われます。

 

例えば、お金を消費する時、英語ではspend という動詞を使いますよね。

トゥンブカ語の場合、必要に値する物への消費の場合、gulaという単語を使い、必要に値しないもの(例えばお酒などの嗜好品への消費)の場合、kusakazaという単語を使います。

 例文

1. Walimi wanyake wakugula feteleza. (Some farmers spend money to buy a fertilizer. )

2. Walimi wanyake wakusakaza ndalama kumwa moua. (Some farmers spend money to drink beer.)

 

このように、トゥンブカ語の方がチェワ語に比べて同じ言葉でも表現できる単語が多く、複雑な言語だそうです。​

 

基本挨拶

Muli uli? (ムリ ウリ?)

Nili makola. Kuwari imwe? (ニリマコーラ、クワリイームエ?)

【Good morning】

 Mwauka uli? (マウカウリ?)(=Mwadzuka bwanji?)

 Nauka makola.Kuwari imwe?  (ナウカマコーラ、クワリイームエ?)

Nauka makola. (ナウカマコーラ)

 

【Good afternoon】

Mwatandala uli? (マタンダーラウリ?)

Natandala makola. Kuwari imwe? (ナタンダーラマコーラ、クワリイームエ?)

Natandala makola.(ナタンダーラマコーラ)

 

【Thank you】

Yewo chomene. (イエウォチョメーネ)

Tawonga chomene. (タウォンガチョメーネ)

ヤオ語

 

ヤオ語はマラウイにある部族のうちの一つヤオ族によって話されている言葉です。

地域は南部のマンゴチ、マチンガ、バラカ(少し)、ゾンバ(少し)です。

 

基本挨拶

【How are you?】―初対面やあまり親しくない人との挨拶(時間を問わず):

  •  Ali uli(アリ ウリ?) (= Muli bwanji?)

  •  Tuli chenene, kwali ajetu(トゥリ チェネネ、クワリアジェトゥ?) ( =Ndili bwino, kaya inu?)

  • Tuli chenene, sikomo.(トゥリ チェネネ、シコモ)(=Ndili bwino, zikomo)

 

【Good morning】―ご近所や何度も会ったことがある人との挨拶(午前):

A Ajimwiche uli? (=Mwadzuka bwanji?)

  • Tujimwiche, kwali ajetu? (トゥジムウィチェ、クワリ アジェトゥ?)(=Ndadzuka bwino, kaya inu?)

A Tujimwiche, sikomo.(トゥジムウィチェ、シコモ)(=Ndadzuka bwino, zikomo)

 

【Good afternoon】―ご近所や何度も会ったことがある人との挨拶(午後):

  • Aswerere uli (アスウェレレ ウリ?)(=Mwaswera bwanji?)

  • Tuswerere kwali ajetu(タスウェレレ、クワリアジェトゥ?)( =Ndaswera bwino, kaya inu?)

  • Tuswerere, sikomo.(タスウェレレ、シコモ)(=Ndaswera bwino, zikomo)

 

【Thank you】

Sikomo kwajinchi(シコモ クワジンチ) (=Zikomo kwambiri)

Tutogorere(トゥトゴレレ) (= Ndatokhoza)

 

 

文責:26-2 林業森林保全:26-2 山本美紀

 

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