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マラウイを縦横無尽。交通のいろは。

 

 

 

<乗り方・注意事項>

  • 乗り方の基本は、バスデポ(Bus depot、バス発着所)まで行って停まっているバスに乗り込むか、バスステージ(Bus stage、道路の待避所のように道が外側にふくらんでいる所)で待って停まってくれたバスに乗り込むかのどちらか。

  • バスステージでなくても、路上で手を上げていれば止まってくれることもある。

  • バスデポで、同じ行き先のバスが複数停まっている場合、乗客が多い方のバスに乗る方が早く出発できる可能性が高い。(座席がある程度埋まらないと出発しないため)

  • 乗客の数が少なくなると、客待ちのために長時間停車することがある。場合によっては、別のミニバスに乗り換えさせられることもある。

  • 運賃交渉は乗る前にしたほうがよい。また、出発するまでは運賃を払わず、他の車が来た時に乗り換えられる態勢を整えておく。

 

 

 

 

1.ミニバス

 

最も一般的な交通機関。多くはハイエース等、日本の中古バンを改造したもので、中には老人ホームや幼稚園の名前がそのまま残っているものもあります。

運転席・助手席の後ろに、3人がけシート4列というスタイルが一般的で、乗客は各列の3人がけシートに4人で座るので、20人以上がバンの中にひしめき合うことも。。

リロングウェでは初乗りMK300(約50円)。


2.ビッグバス

 

大型バス。主に都市から都市への移動を担う。満員(座席が埋まっただけでは出発せず、立ちの客も含めての満員)になるまで待ってから出発するタイプと、定刻になったら乗客を待たずに出発するタイプがある。当然後者のほうが運賃は高い。

 

<乗り方・注意事項>

  • バスステージには止まらないことが多く、基本的に都市のバスデポで乗車する。ただし、警察の検問ポイントではビッグバスももれなく停車するため、そのタイミングで乗車することは可能。また運転手や車掌に言っておけば、村のバスステージでも降りられる。

  • スピードも出て、余計な停車も少ないので、出発までの待ち時間を除けばミニバスよりはるかに短時間で移動できる。

  • 乗車時にチケットを渡されるが、このチケットはすぐに捨ててはならない。(出発後、車掌がチケットの確認を行うため。)

3.鉄道

 

マラウイには鉄道路線がある。ムチンジのザンビア国境からリロングウェを経由してサリマまで東西に走り、サリマからはバラカおよびブランタイヤを経由してンサンジェのモザンビーク国境まで南北に線路が走っている。また、バラカから東のモザンビーク国境ナユチ(Nayuchi)まで東西に走る路線もある。

ただしこの路線のうち実際に列車に乗ることができるのは、ビリラ(Bilila, バラカの約20km北)~マカンガ(Makhanga, チョロとンサンジェの県境付近)間、およびバラカ~ナユチ間だけで、それ以外の区間(ビリラ以北およびマカンガ以南)は、時おり貨物列車が運行しているのみである。

ミニバスよりも運賃が安いこともあってか、利用客は多い。

  • 2014年11月現在の運行スケジュールは以下のとおり。

    • 月:運行なし

    • 火:運行なし

    • 水:リンベ~バラカ

    • 木:バラカ~ナユチ~バラカ

    • 金:バラカ~リンベ

    • 土:リンベ~マカンガ

    • 日:マカンガ~リンベ

詳細はCentral East African Railways  を参照のこと。時刻表も見ることができる。

 

<乗り方・注意事項>

  • 線路沿いに駅があり、列車を待つ間に駅で切符を買ってから乗るのが基本であるが、切符を持たずに乗り込み、後で車掌から買うこともできる。

  • 客用車両のうち、1台だけ優等車両がある。(それでも、同区間のミニバス運賃より安い)

  • 時刻表により発着時間が決まっているが、遅れることが多い。

  • 人の乗り降りで時間がかかるだけでなく、スピード自体もミニバスよりかなり遅いので。例えばビリラ~バラカ間はミニバスだと約30分だが、鉄道だと約1時間かかる。

  • 遅い上に揺れるので酔いやすい。進行方向を向いて、窓側の席を取るのがベター。

  • 幹線道路に近い駅は数箇所しか無い。

4.自転車タクシー(チャリマト)

 

自転車の荷台に人を乗せてタクシーのように人を運ぶ交通手段。マラウイの至る所に見られる商売であり、地方ではバスデポを降りた後に村までの交通手段として重宝される。リロングウェやブランタイアなどの都市でも、ミニバスの路線が走っていない場所に行きたい時や歩くのがしんどいというときに気軽に使える交通手段である。たいがいのチャリマトの荷台にはクッションが入っていて、長く乗っていても疲れないように工夫されている。意外と乗り心地が良く、風をきって走るのが気持ちよい。

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