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障がい者の雇用を促すおしゃれカフェ「Green Shop」を訪れよう!
マラウイ北部の中心地ムズズにある『Green Shop』
お店の中には庭や近くの畑で収穫された瑞々しい野菜がたくさん並べられています。
お茶ができるスペースもあり、新鮮な果物を使ってフレッシュジュースを頂くこともできます。
庭は野菜を中心にグァバやパパイヤの果物、様々なハーブも植えられていて自由に見学ができます。
そこにいるだけでおしゃれな雰囲気を味わうことができますが、このお店の魅力はこれだけではありません。
店内をぐるっと見回すと、壁や野菜売り場に手話のボードや野菜の名前を表す手話付きの写真たちが貼られています。
実はこのGreen Shop、北欧系のオーナーと数名の現地人スタッフに加えて、5人の聴覚障がい者が働いています。
彼らはオーナーのもとでビジネストレーニングを行って野菜栽培や品質管理などを現場で学んだ後、他の店で健聴者と混ざって仕事をします。ビジネストレーニングは1~2年で毎年新しいメンバーが現場に加わります。
壁には彼らそれぞれの障がいに至った経緯や将来の夢を顔写真とともに掲示してあります。また調理をオープンキッチンで行ったり、注文を筆談で行うことにより、来店された方々と交流が生まれます。こういうちょっとした取り組みも聴覚障がいについて知ってもらおうというお店の工夫なのではないでしょうか。
美味しい野菜や果物とおしゃれな空間を提供すると同時に、障がい者の雇用確保を行い自立を促す「Green Shop」。ムズズに来られた際はぜひ足を伸ばして訪れてみて下さい。
取材日:2015年8月
文責:26年度1次隊 障害児支援 角田直也
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