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〜旅行記〜マラウイ最後の秘境リコマ!その実態は?

朝と言っていいのか深夜といっていいのかわからない午前3時、戸を叩かれた音で目が覚めました。

暑くてどんよりとした空気が立ち込めた部屋で寝ぼけながら一瞬自分がどこにいるのか、なぜこんな時間に起こされなければならないのか分からない。

「もう船が出るから急いで!」と言われようやく我に返りました。

そうだ、リコマに行くんだった。

マラウイ湖に浮かぶ孤島群リコマ。実際にはリコマ島とチズムル島という二つの島から成り、世界から見たら秘境のマラウイの中でもさらに秘境の位置付けです。首都からはセスナ機でも渡ることができますが、その値段は一介のボランティアが出せる金額を超えており、一庶民が渡るにはフェリーに数時間揺られないといけないのです。

しかもそのフェリーが出る曜日は限られており、その時間も早朝や深夜を含めて変動するという相当に不安定で不親切なのです。

マラウイに2年間住む協力隊員ですらほとんどの人が行く機会のないリコマ。ましてリゾート地のリコマ島ならともかくさらに秘境のチズムル島に行った人の話はここ数年聞いたこともない…。いや、聞いたことがないからこそ誰かが行かなければならない!そう、そして書き記さなければならない!そこで今回私たちはクリスマス休暇を利用してこの両島を回るためにこのようなスケジュールを建てたのです。

12/25

リロングウェ〜コタコタ泊

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コタコタ〜リコマ島経由~チズムル島泊

27,28

チズムル島泊

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チズムル島〜リコマ島泊

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リコマ島〜カタベイ泊

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カタベイ〜リロングウェ

前後泊を合わせて5泊6日。秘境のチズムル島でがっつり過ごすスケジュールです。

ただ船に乗り遅れたら全て終わり…。そのため船着場のすぐ近くにある宿に泊まって朝7時出発予定の船に備えていたのです。だから部屋をノックされた時も訳がわかりませんでした。だってまだ夜も明けきらぬ3時ですよ。でも船は3時半頃出ました。7時に港に着いたら完璧間に合わなかったコースだなと少し焦りました。やはりリコマ、レベルが高い…。

沿岸の街、コタコタ、カタベイとリコマを繋ぐフェリー、イララはデッキや個室もあり意外とちゃんとした船です。バーやレストランもあり、結構快適に過ごせました。

まぁ、船尾に豚が乗っているなど、マラウイらしい景色もしっかりありましたがね。

リコマ島へ着いたのは朝11時半。なんだかんだで8時間かかりました。まぁチズムル島はすぐ近くだし2時間もかからず着くだろうと思っていたが甘かった…。

桟橋がないためリコマ島への人、荷物の乗りおろしは全て小船でするのです。

だから時間がものすごくかかる…。

リゾートだろ?桟橋作れよ!?

という叫びも虚しくリコマでの停泊時間は4時間を超え、チズムル島へ着いたのはなんと18時半。日も暮れかかっていました。15時間船にいたぞ…マジかい…。

そして真っ暗なチズムル島にはやはり電波はなくここから数日間を電話・ネットがまったくないこの島で過ごすことが確定したのです。

何もない。でも景色はきれくてのんびりできる。そして魚が美味しい。

チズムル島で食べたものの中で一番美味しかったのはバターフッィッシュの直火焼きです。

まさか人生でこんな風に魚を焼くことになるとは。

そしてマラウイで見た中で一番美しい夕焼けも見れました。

国土の東側に湖があるマラウイでは島に渡らない湖に沈む夕焼けは見えないのですが、ばっちり高台から見ることができたのです。

チズムル島で原始的生活がそろそろきつくなってきた4日目、もう少し文明に近いだろうリコマ島に渡ります。定期便ではなくリコマ島で宿泊予定のロッジが出してくれた小型エンジンボートに乗って1時間半ほど走ります。このボートがまた、揺れる…。

湖だから波がない、という予想は大外れ。琵琶湖の46倍のマラウイ湖には波も立つ立つ…。

私はここで人生最悪の船酔いを経験しました。

早朝で何も食べてなかったのですが胃液が全て出てくるんじゃないかという惨事でした。もう小型ボートには絶対乗らん…!

這々の態で着いたのがリゾートリコマ島。

白い砂浜と青い海がリゾート気分を盛り上げてくれます。

ロッジの人が朝食も用意してくれたのですが、船酔い組は全く食べ物を受け付けず。

ただ陸に上がって少し休むと幾分辛さも和らぎ、リコマ島のメイン観光地、大聖堂に向かうことにしました。

船酔いしようが何だろうがリコマ島でどうしても行っておきたかったのがこの大聖堂でした。マラウイには18~19世紀の開拓時代に建てられた教会や聖堂がいくつかあるのですが、その中でも最大と言われるのがこの聖ペトロ大聖堂なのです。

ロッジから歩いて一時間ほど、島のほぼ中心にある大聖堂に向かいます。

のどかな風景の中に突如現れたのが目当ての聖ペトロ大聖堂!

お城みたいな外観と整った庭。ハリーポッターの映画でも撮影できそうです。

中もこの迫力!でもこの白い装飾紙はトイレットペーパーでした笑

なんでも利用するマラウイ人さすが。

聖堂内にはこの大聖堂の歴史なども書かれており、マラウイだけでなく湖を挟んだ東側のタンザニアやモザンビークに対しての布教の中心地となっていたようです。なぜこんな行きにくい場所にこんな立派な聖堂が…と言うのが私たちの感想でしたが、昔は道路が整っておらず陸路移動よりも水路移動が主だったため、湖の真ん中にある島が布教の中心地とされたのでしょうね。

いやでも本当この大聖堂は見に来て良かった。

翌朝にはカタベイに向かう船に乗り込みリコマを後にすることになりましたが、思い返せば歴史に絶景にサバイバル、などと色々体験できました。

船が到着し、やはり桟橋がなかったために肩車をして乗客を運ぶことでお金を稼ぐ人や、積荷を次々と海の中に放り込む面白い光景が見れました。

リコマ島とチズムル島、トランスポートに対しては覚悟と情報が必要ですが、思いっきりのんびりしたい人や教会を見るのが好きな人にはオススメします。

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